失敗しない注文住宅を建てるために
注文住宅は自分が設計した通りの家が建つという意味では魅力的な住宅ですが、ほとんどの人は初めて注文住宅を建てるため何かと失敗が多いのです。失敗しないようにと考えながら設計しても実際に住んでみて初めてわかる失敗も多いわけです。では、注文住宅を建て、住んでみてからわかる意外な失敗とはどのようなものがあるでしょうか。1つが、音の伝わり方です。
音の伝わり方は設計図だけではなかなかわかりにくいことがあり、実際に住んでみないと体感することができないためです。よくある例としては、子ども部屋の下にリビングを設計しまうことです。この場合に問題になるのは子ども部屋で騒いだ声や足音がリビングに響き渡り来客時などは来客迷惑をかけてしまうことがある点です。また、吹き抜けを設けたことでおしゃれな住宅になりますが、二階の音が一階にも響き渡りうるさいと感じる人も多いようです。
さらに、車がよく通る住宅に家が面している場合には、通り沿いに寝室を作ってしまうと、夜車の往来の音でなかなか眠れないということがあります。配線についても実際に住んでみてからでないとわからない問題が生じる場所です。10畳以上の部屋でコンセントの位置を目立たないように壁の端っこにしか付けなかった場合は、掃除をするときには部屋の隅から隅まで掃除機が届きにくい為苦労することがあります。また、コンセントは多い方がいいと思い一部屋にたくさん配置しても結局タンスや本棚の陰に隠れてしまい、全く使わないということもあります。
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